「そのまま食べるシャインマスカット」長野 産直農家 前澤産業

手間ひまかけて育てた南信州の自然の恵みを、全国へ発信する産直農家 前澤産業。考案した「そのまま食べるシャインマスカット」は、シャーベットのような食感とシャインマスカットの爽やかな香りが魅力の冷凍フルーツ。殺菌洗浄を行っているため、開けてそのままアイス感覚でお召し上がりいただけます。

長野県南部に位置し、温暖でおだやかな気候と豊かな自然に恵まれた地、南信州。そんな南信州の中でも南アルプス赤石岳の麓にある大鹿村で、地元南信州の美味しい野菜やフルーツを全国に発信しようと取り組む農家があります。1973年創業の前澤産業です。

「山間部に位置し、農業用の広い土地を確保するのが難しい大鹿村で農業を発展させるにはどうすればよいか」という課題に直面していた農家が苦心の末にたどり着いたのが、農業の “ 複合化 ” 。

現在の6次産業化の先取りとも言える取り組みで、自分たちで栽培した白菜や野沢菜などの農産物を、浅漬けなどに加工販売する挑戦をスタートさせました。

地元や土産品として漬物商品の人気が定着すると、次に着手したのが大鹿村に古くから根付くブルーベリー栽培。農閑期を活かす取り組みでしたが、日持ちしないブルーベリーをすべて販売するのは難しく、冷蔵商品の「フローズンブルーベリー」を考案。

「旬に関係なく一年中、国産ブルーベリーが食べられる」「ストックしておけば、いざという時に使えて便利」「ジャムやお菓子、スムージーの材料に使いやすい」と評判に。

同様に村の困りごとだった規格外のいちごを利用し「フローズンストロベリー」を商品化し、「南信州フローズンフルーツ」シリーズを展開。大鹿村の課題から人気商品を誕生させました。

「南信州フローズンフルーツ」シリーズの1つ、「そのまま食べるシャインマスカット」も規格外のシャインマスカットをおいしく届けたいと、地元農家への貢献の気持ちから生まれた一品。

とはいえ、2017年から商品化を目指したものの、これまでの冷凍技術では房から外したシャインマスカットが茶色く変色し、あの美しい爽やかなグリーンが保てません。さらに保管の際に温度変化が生じると、表面がとけ茶色に変色するという課題も。

そこで2年もの歳月をかけ、ようやくたどり着いたのが独自の冷凍＆保管方法。美しいグリーンの見た目と、シャーベットのような食感が楽しめるフローズンシャインマスカットが誕生しました。

試験期間を経て2020年に正式販売がスタートした「そのまま食べるシャインマスカット」は、シャーベットのような歯触りとみずみずしい爽やかな香りが魅力。売れ行きは好調で、通信販売やお土産屋さんを中心に多くの方に喜ばれています。

袋から取り出しそのままアイス感覚で食べられるため、ヘルシーな朝食や無添加おやつにもなる優れもの。サイダーや焼酎に氷代わりに入れたり、フルーツサンド・ゼリー・フルーツポンチに使ったりとさまざまな方法でお楽しみいただけます。

贅沢な国産フルーツのフローズンパックは、大切な方へのギフトや自分へのご褒美にぴったり。南信州の自然の恵みをぜひお楽しみください。