愛媛みかんジュース 宇和島 奥南エンゲージファーム

上質な柑橘の生産地として知られる、愛媛県宇和島市。地元で穫れる柑橘を使い、混じり気のないストレートジュースづくりに情熱を注ぐ「奥南エンゲージファーム」。自慢のジュースは、20種類以上！なかでも、人気が高い「南柑20号」は、温めてもおいしい一品です。搾りたてのおいしさをぜひご堪能ください。

宇和島では、農家で余ったみかんをジュースに加工してきました。ところが、販路がないため親戚に配る以外は廃棄するしかないという問題を抱えていました。

「地域おこし協力隊」として3年間、宇和島市の職員を行っていた渡部武士さんは「こんなに美味しいのにもったいない」という思いから、農家から適正価格でみかんを仕入れ、質の高いジュースに加工する事業をスタート。穫れたての柑橘を、品種や味の特性に合わせて絞ったこだわりのジュースは、口コミで評判となり、有名ホテルやレストランからもオファーが入るほどになりました。

「こんなにも味わい深いみかんジュースがあったのか」という感動を通し、宇和島の「心」を知ってほしい。そんな思いで事業を始めた渡部さん。

畑の多くが山の急斜面にあり、ある意味命がけで行われるみかん栽培。畑を切り拓いた先祖への感謝、食べる人への思い、そして環境や子供たちを思う未来への願い。生産者の幾重ものストーリーが積み重なって生まれるジュースは、地域の豊かさを物語る特別な一品。そんな価値をしっかりと伝えていきたいといいます。

ワイン同様に、甘み・酸味・苦味・風味・口当たりといった味わいに違いがある柑橘100％のジュース。お客さまの好みに合う最適なみかんジュースを届けたいという思いから、20種類以上もの商品が誕生しました。

なかでも、愛媛が誇る高級みかん「南柑20号」を使ったジュースは、ホットに最適という珍しいジュース。

新たな楽しみが広がる「奥南エンゲージファーム」のジュースは、そのままはもちろん、アルコールや炭酸と合わせたり、デザートソースにしたり、思わず深掘りしたくなるおいしさです。

渡部さんは、「外部の人間ではなく、きちんと共感を持って発信していきたい。みかんジュースをさらに極めたい」と、2020年からは1ヘクタールほどのみかん畑をもち、自らも農業を開始。

移住者として主観と俯瞰、両方の視点を大切に、郷土の魅力や農家の心、みかんという果実がもつポテンシャルなど、あらゆる要素をジュース一点に絞り、情熱を注ぎます。並々ならぬ熱い姿勢からは、宇和島の農家の方々への敬意と地域への貢献という、強い思いが伝わります。