伝統を受け継いだ筆職人が作る宮尾の熊野化粧筆

広島県熊野町の筆職人の技を結集した珠玉の逸品、MIYAOの化粧筆。工房オリジナルのメイクブラシは、希少な天然毛を一本一本厳選し、その毛先を一度もカットせずにまとめあげた一品。やわらかくしなやかな毛先が肌にやさしくフィットし、素早くきれいにメイクを仕上げてくれます。リピーターが絶えない人気商品をぜひ一度お試しください。

熊野筆とは、広島県安芸郡 (あきぐん) 熊野町で作られる筆の総称。熊野品質を支えるのは、100年以上もの歳月をかけて継承される職人技。その技が注がれた化粧筆は、世界中のコスメブランドやメイクアップアーティストから高い評価を得ています。

熊野メイクブラシの人気拡大とともに種類や価格帯が増える今、お気に入りの一本に出会うには「どんなこだわりで作られた筆か」を知ることが重要なヒントになりそうです。

有限会社 宮尾産業（以下MIYAO）は、昔ながらの工程を丁寧に守り筆づくりを行う化粧筆専門の工房。「道具がよければ、メイクが楽しく素早くきれいに仕上がる」をコンセプトに、熊野筆®（※）ブランドの名に恥じない筆づくりを行っています。

職人技を結集した MIYAOオリジナルの化粧筆は、2016年のG7伊勢志摩サミットや経済産業省がすすめる「クールジャパン」プロジェクトで、日本を代表する熊野化粧筆として選ばれています。

※熊野筆®ー熊野筆事業協同組合に認定された組合員のみが使用できる団体商標。認定筆にはブランドマーク「Kマーク」の証紙が貼付されます。

「思わず頬ずりしたくなる肌ざわり」を追求するMIYAOは、天然毛に “ 一切のカットを加えず ” 美しい曲線にまとめあげるのがこだわり。

憧れの灰リスをはじめ、高級山羊毛、セーブルなど、パウダーブラシやチークブラシにはやわらかな毛を、アイブロウブラシやリップブラシにはコシのある毛など、用途に合った天然毛（※）を厳選し、さらに一般より長めの毛を採用することで、毛抜けが少なく程よい弾力のあるブラシに仕上げます。

「半差し」と呼ばれる手刀で、逆毛・すれ毛など全体の3～4割を占める “ 悪い毛 ” を一本一本切らずに取り除き、やわらかくしなやかで先端にかけて自然と細くなる、赤ちゃんの胎毛のような毛だけを残します。

底にカーブのついた「コマ」と呼ばれる木筒に入れて整え、穂先に美しい曲線を加えた筆は、肌にあてたときチクチクせず、敏感な日本人の肌にやさしくフィット。機械生産では実現できないこの肌触りが、国内外から高く評価されています。

※洗顔用ブラシのみ、熊野筆生産者が長年の研究の末に考案したPBT繊維を採用

MIYAOの筆づくりを支えるのは、一流ブランドの化粧ブラシを縁の下で支える父の背中を幼少期から見続けてきた宮尾兄弟。良い化粧筆を作るには、その日の天候から自身の状態まで “ 日常の微差 ” に気付き、調整を重ねることが必要不可欠といいます。

どんなに工房の温・湿度管理をしても、湿気が低い時には毛に「花が咲き」まとまらず、逆に湿度が高い時は悪い毛が出ないなど、自然素材が相手だからこその苦労があるといいます。原毛にどれだけ櫛がけを行うか、穂先をどれだけ寄せるか、日々の変化に合わせて見極めや作業工程の見直しを行います。

道具まで手づくりするのもMIYAOのこだわり。「半差し」の切れ味は、悪くても良すぎてもいけず、不要な毛だけをつかめる研ぎ加減が重要。「コマ」も同様に毛質・用途・大きさに応じた美しい曲線を追求します。

お手入れ次第で何年も長持ちするのも魅力の1つ。いつもの汚れは使用後にササっとティッシュオフ、皮脂や汚れが気になりはじめたら、ぬるま湯で洗浄可能。赤ちゃんを産湯につけるようにやさしくケアし、風通しのよい日陰でしっかりと自然乾燥させるのがポイントです。

たくさんの商品からどれを選ぼうか迷ってしまいますが、利用シーン別に色分けされた持ち手部分を目安に選ぶのもおすすめです。ご自宅での使いやすさ重視なら柄の長いピンクパールを、化粧ポーチに入るコンパクトサイズをお求めの方は、ホワイトパールまたはレッドパールからお気に入りの一品を探してみてはいかがでしょうか。

ご自身でお使いいただくのはもちろん、卒業式や成人式などの節目のお祝いギフトとして、また母の日・クリスマス・ホワイトデーなど大切な方への贈り物にも喜ばれています。