「六甲山蒸溜所」のピュアモルトウイスキー

国立公園の中にあるディスティラリー「六甲山蒸溜所」。六甲の大自然を背景に小さなクラフト蒸溜所が造り出すのは、名水として知られる六甲の天然水を使った、ピュアモルトウイスキー「六甲山ウイスキー」。四季折々の変化の中で、ゆっくり時間をかけて熟成させた、個性と口当たりの良さが特徴。自分へのご褒美ウイスキーとして特別なひと時のお供に、また大切な方へのギフトにおすすめです。

ジャパニーズウイスキーの認知度と評価が世界的に高まる中、日本各地でクラフトウイスキー造りが広がっています。

そんなクラフト蒸溜所の1つとして、2021年に神戸市六甲山で操業開始したのが「六甲山蒸溜所」。蒸溜所がある国内最大級の国立公園「瀬戸内海国立公園」では、環境への配慮が必要不可欠。建築制限のため旧建物をリノベーションした蒸溜所に設置できたのは、小ぶりサイズのポットスチル一基のみ、という小さな蒸溜所です。

小ロット生産にも関わらずこの地を選んだ最大の理由は、六甲の大自然が生み出す、シングルモルトウイスキーを造りたかったから。この希少なウイスキーを「六甲山ウイスキー（ROKKOSAN WHISKY）」ブランドとして、全国の百貨店やお酒の専門店など限られた場所のみで販売しています。

六甲山蒸溜所が最もこだわっているのが、ウイスキーの味を左右する水の品質と美味しさ。ウイスキーにぴったりな口当たりの良い天然水を求め、六甲山の中でも標高800mという高地に蒸溜所を構えました。

花崗岩に磨かれた六甲の伏流水は、有名なミネラルウォーターや灘の「宮水」として日本酒造りにも利用されてきた名水。低地では硬水が、高地ではウイスキー造りにぴったりな軟水が採れることから、六甲山山頂の井戸から汲み上げた天然水を仕込水や割水として利用。厳選したスコットランド産モルト原酒を使用し、六甲の水で味わいを調整した “ 国内製造ウイスキー ” と、蒸溜から熟成まで一貫体制で造る “ ジャパニーズウイスキー ” など、ジャパンメイドのモルトウイスキーを製造しています。

水へのこだわりから生まれた六甲山ウイスキーは、「まろやかで飲みやすい」と高く評価され、お酒の味にこだわる方たちから選ばれています。

夏は比較的涼しく、冬は雪が積もり氷点下になることもあるという、六甲の四季折々の変化の中、時の経過とともにゆっくり静かに味わいと琥珀色を深める六甲山ウイスキー。最善を尽くしたうえで「どんな仕上がりになるかは、六甲の自然任せ」と、人と自然の絶妙なかかわりの中で、ここでしか生まれない味を生み出します。

熟成室に並ぶのは、シェリー樽、バーボン樽、ミズナラ樽などの一般的なものに加え、桜樽や日本酒造りを終えた杉樽などのオリジナルの熟成樽。「小さな蒸溜所だからこそ試行錯誤できる環境がある」と、酒どころ灘に近いという立地的メリットを活かした杉樽や、ジャパニーズウイスキーの更なる進化を目指した桜樽のウイスキーなど、作り手たちは楽しみながらウイスキーの個性を追求しています。

六甲山蒸溜所の自信作として2022年に誕生したのが、「六甲山ピュアモルトウイスキー ミズナラ 42度」。

厳選したスコットランド産モルト原酒をミズナラ樽で仕上げたウイスキーは、伽羅や白檀に例えられるオリエンタルな香りと甘味、すっきりとした後味が特徴。日本発祥の希少なミズナラ樽で熟成したウイスキーは、 “ MIZUNARAフィニッシュ ” と呼ばれ、その希少性と美味しさから世界的に高く評価されています。

「ノンピートタイプ」は、麦芽のやさしい甘味とコクが飲みやすく、ウイスキー初心者や女性の方に人気。「ピーテッド」は、ミズナラとピートの香りのバランスが絶妙で、適度なピート香の余韻がウイスキー通にも喜ばれている一品。両タイプとも、ウイスキーの味にこだわる方や “ ちょっと良い ” ウイスキーをお探しの方におすすめです。お祝いのお酒として、またウイスキー好きな方への手土産としてぜひご利用ください。